過払い金返還請求は払いすぎた利息が戻ってくるがリスクもある!
過払い金返還請求はテレビCMでも頻繁に流れていた時期があるので、何となく名前くらいは知っている方も多いのではないでしょうか。
過払い金返還請求を利用すれば払いすぎた利息が戻ってくるというメリットがあり、人によっては過払い金額が1000万円近くになって、これらのお金が手元に戻ってきたというケースもあります。
そのため借金問題を抱えていた方も、過払い金返還請求を行ったら、過払い金で借金を完済することができ、さらに余ったお金が手元に戻ってきたというケースもあります。
そのため過払い金返還請求を利用したいという方も多いのではないでしょうか。
過払い金返還請求は現在借金返済している方はもちろんですが、すでに完済した借金も対象になってくるので、過去に借金したことがある方は過払い金が発生している可能性があります。そのため過払い金返還請求の対象者はかなり多いです。
ただそんな過払い金返還請求にもいくつかリスクがあります。過払い金返還請求を利用した後で後悔しないためにも基本的なリスクは知っておくといいかと思います。
過払い金返還請求の4つのリスク
過払い金返還請求のリスクは下記のようになります。
メリットについてはフューチャーされることが多いですが、リスクに関してはあまりよく知らないという方も多いので、過払い金返還請求を検討しているなら参考にしてください。
- 信用情報のブラックリストに登録されるリスクがある
- 過払い金が取り戻せないリスクがある
- 訴訟によって手続きが長引くリスクがある
- 手続きを依頼する事務所を失敗するリスクがある
信用情報のブラックリストに登録されるリスクがある
借金を完済する前に過払い金返還請求をすると信用情報がブラックリストに登録されてしまうリスクがあります。
信用情報がブラックリストに登録されてしまうと、数年間は新たに借金ができなくなってしまったり、クレジットカードが利用できないなどの金融面でのデメリットが生じることになります。
ただ過払い金返還請求すれば払いすぎた利息が戻ってくるので借金の負担が軽くなったり、過払い金額によっては借金がそのまま全て完済できる可能性もあります。
また借金が返済できなくなってしまし、借金を滞納してしまったらどっちにしても信用情報はブラックリストに登録されてしまうので、リスクはありますが、借金の負担が軽減されるのであれば過払い金返還請求を検討したほうがいいと思います。
ちなみに借金をすでに完済しているということなら、過払い金返還請求を行ったとしても信用情報はブラックリストに登録されないです。そのため借金完済済みなら該当しないリスクになります。
過払い金が取り戻せないリスクがある
過払い金返還請求は過払い金が発生していれば請求することが可能ですが、それはあくまでも請求先があればの話です。
つまり過払い金返還請求の請求先の金融業者がすで破産したりして潰れてしまっていたら、過払い金返還請求ができずに取り戻せないということです。つまり過払い金には取り戻せないかもしれないというリスクもあるということです。
とはいっても現在は過払い金返還請求のピークは過ぎているので、過払い金返還請求に耐えられなない金融業者は既に潰れてしまっていると思います。倒産した金融業者として代表的なのは、武富士や栄光、SFコーポレーション、丸和商事などの金融業者が挙げられます。
ちなみにアイフルやアコム、プロミスなどの大手の消費者金融は普通に残っているので過払い金があれば請求することが可能です。
訴訟によって手続きが長引くリスクがある
過払い金返還請求は請求する側からするとメリットが大きいですが、金融業者側としては大きな損になるので、できるだけ過払い金を払いたくないというのが本音です。
過払い金の金額が小さければスムーズに支払いに応じてくれる可能性が高いですが、過払い金の金額が大きいと金融業者としてはダメージが大きいです。
そのため支払いをできるだけ遅らせるために訴訟を行う金融業者もいます。訴訟になったとしてもこちらが勝ちますが、それでも手続きにはその分だけ時間がかかることになります。
過払い金返還請求をする方の中にはできるだけ早く過払い金を取り戻したいという方もいるので、そういった場合には不利な条件でも和解せざる得ないという事もあり得ます。
過払い金の金額が大きいと訴訟などによって手続きが長引く可能性があるということは覚えておきましょう。
手続きを依頼する事務所を失敗するリスクがある
過払い金返還請求は基本的には弁護士事務所や司法書士事務所に手続きを依頼して行うのが通常です。自分での手続きすることは可能ですが、過払い金請求では素人が手続きすると失敗する可能性があるのでおすすめできないです。
また過払い金に対応している事務所の中には過払い金返還請求に慣れてない事務所もあり、そういった事務所に依頼すると有利な条件で和解することができずに、結果的に失敗してしまう可能性もあります。
過払い金返還請求は交渉による和解によって手続きすることになるので、依頼した弁護士や司法書士がどれだけ過払い金返還請求に慣れていて実績があるかということが戻ってくる金額に影響してきます。
そのため依頼費用が安いという理由で、過払い金返還請求に慣れてない事務所に手続きを依頼すると満足のいく結果が出ないリスクがあります。
過払い金返還請求には時効リスクもある!
過払い金返還請求は制限なく過去にさかのぼって請求できるというわけではなく時効があります。つまり時効を過ぎてしまった過払い金は請求することができないというリスクがあります。
2010年に法改正があって過払い金の時効は10年ということになりました。そのため過払い金返還請求の期限は2020年までだと思っている方もいますが、実際にはそうではないです。
過払い金請求には最終取引日から10年経過したら時効になるため、2010年過ぎた状況で借金を返済したということなら過払い金の時効はずれ込むことになります。
具体的には2008年から借金を10年かけて2018年に完済したというケースなら過払い金の時効を迎えるのは2028になるとうことです。そのため単純に2020年が時効だと思い込まないことが重要になってきます。
逆に2010年に既に借金を完済しているような方が2020年に過払い金返還請求の時効を迎えることになるので注意が必要です。過払い金の時効については、あなたの借金の返済履歴が影響してくるので人によって時効期日は違ってきます。
そのため過払い金の時効を迎えているのか、まだ請求することができるのか知りたいなら、弁護士事務所や司法書士事務所が行っている無料相談を活用するといいと思います。
過払い金があるか調べるなら無料相談から!
過払い金返還請求が可能なのかどうかは弁護士事務所や司法書士事務所が行っている無料相談を利用して確認するといいかと思います。
債務整理手続きに対応している事務所なら過払い金返還請求にも対応しており、過払い金がどのくらいあるのか調べることができるので、過去に借金返済をしたことがあるということなら、一度調べてみるといいかと思います。
ちなみに過払い金返還請求の依頼費用は戻ってくる金額の20%くらいが相場になっています。つまり、過払い金返還請求したとしても、弁護士や司法書士への依頼費用で赤字になるということはないことになります。
過払い金返還請求については弁護士や司法書士に依頼して行うということで、依頼費用が高額で手続きを依頼することは難しいのではないかと思っている方が多いですが、過払い金に関しては戻ってきた過払い金に対する成果報酬という形で依頼料金を受けっている事務所が多いので、そこまで依頼費用の負担は大きくないと思います。
そのため過払い金があるのか気になっているなら無料相談を利用して過払い金があるかチェックしてみましょう。すでに借金を完済しているということなら過払い金返還請求をするデメリットはほとんどないのでチェックだけでもしておくといいかと思います。
当サイトでは過払い金返還請求を含めた債務整理手続きについて無料相談を行っている事務所をまとめています。メールや電話による無料相談が可能なので、過払い金が気になるならまずは気軽に無料相談を利用してはどうでしょうか。
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