任意整理とは司法書士などの専門家が金融業者と交渉する債務整理方法
任意整理は債務整理方法の中の一つの方法で、司法書士や弁護士等の法律の専門家が、クレジットカード会社や金融業者などと交渉することによって借金を整理するという債務整理方法になります。
簡単にいうと「借金の返済が苦しいので返済条件を見直してくれ!」という感じの債務整理方法になります。
借金返済で困っている人が直接このようなことを言っても金融業者は相手にしてくれないです。
実際に自分で任意整理手続きしようとして、素人が直接債権者と交渉しようとしても、なかなか交渉に応じてくれることはないです。
仮に交渉に応じてくれたとしても返済条件が悪かったりするのが通常です。
そのため法律の専門家である司法書士や弁護士に交渉をお願いして、有利な返済条件の獲得で和解してもらうということです。
自分で金融業者と交渉して借金が減額できればいいのですが、素人が簡単に金融業者と交渉して借金が減らせてしまったら金融業者は商売できないですよね。
金融業者もこういった債務整理で損をした経験はかなりあるのと思うので、それなりに交渉能力もあります。
そんな金融の専門家を相手に素人が交渉をして有利な条件を獲得するなんて無理な話です。
それにもし交渉に失敗してしまったら、借金返済を求められて裁判に発展する可能性もあります。
そのため金融業者などの債権者と交渉する場合には、司法書士や弁護士などの専門家に任せるのがベストなのです。
任意整理の手続きは簡便的!
任意整理は他の債務整理方法の個人再生や自己破産とは大きく異なる部分のある債務整理方法です。
個人再生や自己破産は裁判所を通して行う債務整理方法なのである程度、手続きの流れが決まっている債務整理方法なんですよね。
任意整理の場合には、裁判所などの公的な機関を通すことなく司法書士などの専門家が金融業者などの債権者を相手に、私的に交渉するという債務整理方法です。
そのためやり方については法律で定められた詳細なルールがあるわけではないので、具体的な交渉までの流れについては司法書士事務所によって違いがある場合があります。
最終的に借金をしている債権者が満足して同意してくれればいいので、そういった意味では任意整理は個人再生や自己破産と比べると簡便的な債務整理方法といえます。
では任意整理の交渉ではどのような部分がポイントになってくるのでしょうか?
任意整理の借金減額効果とは?
任意整理は交渉によって借金の返済条件が違ってくるので、交渉の成果がそのまま債務整理の結果に直結してきます。
そのため任意整理で借金の支払い総額をどれだけ減らせるかというのは、任意整理の交渉では非常に重要な要素になってきます。
では任意整理で借金の支払総額を減らしてもらうにはどのような交渉をするのでしょうか?
・借金の元金を減らしてもらう
・利息を免除してもらう
・毎月の返済金額を減らしてもらう
借金の元金を減らしてもらう
任意整理での交渉はその人の経済状況によって交渉の材料にできるカードが異なってきます。
例えば、まとまった頭金などが用意できる場合には、頭金を支払うことを条件にして、借金の元金を減らして欲しいという交渉をすることができます。
またお金を借りている人の経済状況が非常に苦しいような場合で、将来においても返済の見込みが厳しいような状況なら、自己破産をちらつかせて司法書士などの専門家が説明して元金を減らしてもらうという交渉方法もあります。
任意整理に慣れているような司法書士はこういった交渉テクニックをしっかりともっており、特に自己破産の可能性があることをチラつかせるのは効果的で、自己破産されたら借金は1円も取り立てることができなくなるので、それよりは元本を減らしても返してもらった方が得だと思わせることができます。
ただ元本を減額してもらうということは簡単ではなく、金融業者からすると、貸したお金が一部返ってこないということになるので、よほど任意整理に慣れている司法書士事務所などでないと難しいです。
利息を免除してもらう
任意整理で一番現実的な借金の減額方法が「利息を免除してもらう」という方法です。
借金返済で困っている人の多くは、利息額が大きくなりすぎて、元本返済まで余裕がないという場合が結構多いと思います。
利息は借金を完済するまでずっと借金の負担を大きくし続けるもので、借金を返済している最中にも利息によって借金の総額はどんどん増えていきます。
ヤミ金でない一般的な消費者金融でも利息が年利で15パーセントを超えてくるところが多いです。
アコムやプロミス、アイフルなどの大手の場合でも100万円借りたら利息は17%や18%くらい必要になってきます。
つまりこういった大手から100万円借りている場合でも、毎月1万円返済していたのでは利息の支払にすら足りないということになります。
そこで任意整理の交渉では、金融業者などに返済が止まってしまった日から和解成立までの利息と、和解成立から完済までの利息をカットしてもらい、そこからの借金返済は全て元本に充ててもらうようにします。
任意整理では最低限利息カットは可能だと思うので、これによって借金の総額も減らすことができ、借金の負担も小さくなります。
毎月の返済金額を減らしてもらう
借金の元本や利息を減額できたとしても、毎月の返済額がそのままだと負担は小さくならないです。
そのため任意整理ではさらに、返済期間を長期の分割払いにしてもらって毎月の返済額を減らしてもらうように交渉するのが通常です。
実際に毎月の借金の返済額が小さくなると、かなり借金の負担が身にしみて小さくなったことを実感すると思うので大事な要素だと思います。
借金の返済期間が長くなるとデメリットがあるのではと思いがちですが、任意交渉で利息を免除してもらえば、支払い期間が長くなっても利息が増えることはないので、余裕をもって返済することができます。
任意整理の交渉ではこのように、借金の元本減額、借金の利息のカット、借金の毎月返済額の減額が大きな交渉のポイントになってきます。
これらの任意整理の交渉で、どれだけ成功するかというのは交渉する人の技量によって違ってくるので、司法書士事務所の選び方は非常に大事になってきます。
任意整理の交渉で有利な返済条件得たいなら優秀な司法書士事務所を選ぼう
任意整理では交渉によって、どんな返済条件になるのかが変わってくるという特徴があり、交渉する人の手腕によって有利になるのか不利になるのかが変わってきます。
つまり個人再生や自己破産のようにある程度の借金減額幅が決まっているような債務整理方法と違って、司法書士などの専門家の手腕によってどれだけ借金が減るのかが違ってくる債務整理方法ということになります。
これってある意味では怖いですよね。
任意整理に慣れてない司法書士や弁護士などに、任意整理を依頼してしまったら減額効果があまりないような条件で和解させられてしまう可能性があります。
そのため任意整理を行う場合には司法書士や弁護士選びが非常に重要になってきます。
任意整理では「利息カット」や「毎月の支払額の減額」はもちろんですが、できれば「元本の減額」まで達成して欲しいところですよね。
そのためには任意整理に強い司法書士や弁護士に債務整理を依頼する必要があります。
当サイトでは任意整理に特化している司法書士事務所をいくつかピックアップしているので参考にしてはどうでしょうか。
債務整理の中でも任意整理に力を入れている司法書士事務所なので、交渉力もあり任意整理を任せるには最適です。
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無料相談をしても任意整理しないといけないわけではないので、借金問題を抱えているなら、とりあえず話だけでも聞いてもらうといいと思います。
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