パチンコ・競馬などギャンブルによる借金は債務整理できる
パチンコ・競馬・競艇などのギャンブルによって作ってしまった借金は債務整理で減額したり免除することができるのでしょうか?
債務整理は合法的に借金返済の負担を軽くすることができる手続き方法で、普通は弁護士や司法書士に手続きを依頼して行うものです。そういった手続でギャンブルなどの自業自得のような借金理由での借金が整理できるのでしょうか?
結論から言ってしまうとギャンブルによる借金は債務整理で減額したりすることができます。ただ全ての債務整理方法が利用できるというわけではないです。
ギャンブルによる借金を債務整理する場合には、借金の状況や収入状況によって、どの債務整理方法が適切なのか違ってくるので、まずは債務整理方法別にギャンブルによる借金を整理する場合について解説しようと思います。
ギャンブルによる借金の債務整理方法
ギャンブルによる借金を債務整理によって減額する場合には、過払い金返還請求、任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理方法が利用候補になってくると思います。
それぞれの方法でギャンブルに借金を整理する場合にはどういった状況になるのか下記から詳しく説明しているので参考にしてください。
- 過払い金返還請求
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
過払い金返還請求
過払い金返還請求はグレーゾーン金利によって取りすぎた利息を取り戻すという手続き方法で、ギャンブルによる借金を抱えているようなケースだと、ギャンブルが日常生活で当たり前のようにあり、長期間借金返済を続けている可能性があります。
そういった長期間借金返済を続けているような状況の場合だと、払いすぎた利息として過払い金が残っている可能性があります。
借金を長く返済し続けているような場合だと、払いすぎた利息も結構な金額になっている可能性があり、場合によってはその額は数百万円になる可能性もあります。
そのため過払い金返還請求によって借金を全て完済できる可能性があります。ギャンブルで長期間借金返済し続けているような場合なら、過払い金があるのかどうを一度司法書士に調べてもらうといいです。
当サイトのランキングに載せている司法書士なら過払い金チェックは無料でやってくるので気軽に無料相談から問い合わせてみるといいです。
参照:過払い金返還請求とは
任意整理
任意整理は消費者金融やカード会社などの債権者と交渉して、借金返済の負担を軽くしてもらうという債務整理方法で、借金の利息を免除してもらったり、毎月の返済額を減らしてもらうなどしてもらう手続き方法になります。
任意整理は債務整理方法の中では一番気軽に利用することができる手続き方法で、ギャンブルによる借金でも債務整理することができるので、ギャンブルでの借金を整する債務整理方法の候補になります。
任意整理の場合なら資産を売却せずにそのまま残すことができるのはもちろんですが、裁判所で手続きするような債務整理方法ではないので、司法書士などの手続きを依頼しておけば、家族に内緒で任意整理することができます。
そのためギャンブルによる借金が返済できない状況だということを家族に知られたくない方には最適な債務整理方法になります。
参照:任意整理とは
個人再生
個人再生は裁判所で手続きする債務整理方法で、手続きが非常に難しいという特徴がありますが、借金を利息だけでなく元本から大幅に減額することができる強力な債務整理方法です。
個人再生は最大で借金が10分の1まで減らすことができます。また個人再生は借金理由を問われずに手続きすることができるので、ギャンブルによる借金で借金返済できない状況になってしまった場合に利用する債務整理候補になります。
個人再生は任意整理と違って借金を元本から減額することができるので、どちらかというと借金額が大きい方向けの債務整理方法になります。
そのためギャンブルなどによる借金が大きくなりすぎて、利息を免除してもらったり、返済期間を延ばして毎月の返済額が減ったくらいでは完済が難しいような状況で選びたい債務整理方法です。
参照:個人再生とは
自己破産
自己破産は一度は誰もが聞いたことのある債務整理方法だと思います。自己破産は裁判所で手続きする債務整理方法で、裁判所から免責を出してもらうことができれば、借金返済の義務がなくなるという最強の債務整理方法です。
借金が事実上ゼロになるわけなので、ギャンブルによる借金が返済できないような状況になってしまった場合には是非とも利用したい債務整理方法です。
ただ自己破産は借金理由がギャンブルの場合だと利用できない可能性があります。
自己破産ではギャンブルや投資、浪費などのような借金理由の場合だと「免責不許可事由」に該当してしまい、手続きしたとしても裁判所から免責が出ずに、借金がそのまま残ってしまう可能性があります。
つまり自己破産ではギャンブルによる借金を整理できない可能性があるということです。
参照:自己破産とは
ギャンブルに借金は絶対に自己破産不可能なのか?
ギャンブルによる借金があると自己破産したくても「免責不許可事由」に該当してしまい、自己破産しても裁判所から免責が下りずに、借金がそのまま残ってしまう可能性があります。
自己破産は最終手段とも言える債務整理方法なので、ギャンブルによる借金があって無職で返済の見込みがないという場合だと人生が詰んでしまうことになります。
ただギャンブルによる借金が必ずしも自己破産できないというわけではないです。
ギャンブルによる借金などの「免責不許可事由」に該当するようなケースの場合は、借金状況や本人の反省度合いなどを加味して「裁量免責」という裁判所の判断によって免責が認められる可能性があります。
つまり本来は「免責不許可事由」に該当する事例なので自己破産することはできないのですが、状況によっては裁判所が柔軟に対応して免責を認めてくれる場合があるということです。
もしギャンブルによる借金で自己破産を検討しているなら、事前に当サイトに掲載している司法書士や弁護士の無料相談をして、自己破産が可能かどうか相談してみるといいと思います。
ギャンブル依存症の場合は債務整理後に注意!
ギャンブルによる借金は債務整理手続きによって減額したり免除できる可能性がありますが、ギャンブル依存症の場合だと、債務整理後もギャンブルをやめられないという可能性があるので注意が必要です。
ギャンブル依存症で債務整理後もギャンブルを続けていて、お金がなくて借金しようと思っても、債務整理後は信用情報がブラックリストに登録されている状態なので、お金を貸してくれる金融機関はないです。
つまり債務整理後は、ギャンブルで生活費がなくなってしまったとしても、普通の金融業者はお金を貸してくれないので生活に大きな影響が出るという事です。
債務整理後にお金を貸してくれるのは闇金業者だけなので、ギャンブル依存症で普通の金融業者からお金を借りられない方は、闇金からお金を借りてドツボにハマってしまう方もいます。
せっかく債務整理で借金を整理したのに、今度は闇金からお金を借りてしまってはせっかくの債務整理も台無しになります。
もしギャンブル依存症の可能性があるなら、債務整理するだけでなく、ギャンブル依存症対策もしっかりと行うことをおすすめします。
まとめ
ギャンブルが原因で借金を作ってしまった場合でも、債務整理手続きによって借金を減額したり免除できる可能性がありますが、自己破産の場合は免責不許可事由に該当するので手続きでない可能性があります。
そのため確実に手続きするなら任意整理か個人再生になります。どちらも借金理由が問われない債務整理方法なので、ギャンブルによって借金を作ってしまった場合の債務整理候補になります。
ただどうしても任意整理や個人再生では借金完済が難しい場合には自己破産を選ぶことになります。ギャンブルによる借金は通常なら免責不許可事由に該当するので自己破産できないのですが、裁判所の裁量免責によって自己破産が認められる可能性があります。
このようにギャンブルによる借金が返済できない状況になってしまった場合には、早めに司法書士や弁護士などの専門家に相談して債務整理を検討することが第一歩になります。
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手元にお金が無くても債務整理は可能です! | |
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